|
画像提供 @aquastorykuni |
|
|
|
異常気象・温暖化の影響は海にも着実に現れています。台風勢力の強大化はサンゴを破壊し、夏の高水温はサンゴの白化現象を引き起こし、大量斃死をもたらしています。
近年、白化現象は頻発化、深刻化しています。2016年夏に発生した白化現象では、広範囲にわたり多くのサンゴが死亡しました。
それから5年の間にサンゴが回復に向かった場所もありましたが、回復しきらないうちに2022年の異常高水温で再び大規模な白化現象が発生し、サンゴは大きなダメージを被りました。
サンゴを守るため温暖化対策は急務ですが、同時に、少しでもサンゴの回復を助ける、邪魔しないことが大事です。
一人一人ができることの積み重ねが、サンゴを守ることになります。 |
|
八重干瀬を守る5つのルール |
|
1. サンゴに触れない、サンゴの上に立たない |
背の立つ水深の浅瀬では、立ち泳ぎをやめましょう。
サンゴを壊してしまい、回復には何年もかかります。
また、触れると手足を切ったり刺さったりします。 |
|
|
2. ウェットスーツやライフジャケットを着用する |
海面に水平姿勢で浮くことができ、浅瀬のサンゴを触ったり蹴ったりすることを防げます。
素肌を覆うことでケガを防ぎ、クラゲなどの危険生物から身を守ります。 |
|
|
3.「サンゴに優しいタイプの日焼け止め」を選ぶ |
ほとんどの日焼け止めには、ごく少量でもサンゴを死なせてしまう化学物質が含まれています。
「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」など、サンゴに有害な成分を含まないものを選びましょう。
ウェットスーツの着用が無い場合、手首足首までのラッシュガードを代用しましょう。それにより日焼け止めの使用量を抑えることができます。素肌を出さないようにしましょう。 |
|
|
4. 水中生物にストレスを与えない |
水中生物を追いかけない、触れないようにしましょう。
また、餌付けは魚を病気にし、生態系を壊します。 |
|
|
5. 浅いサンゴ礁域でのロングフィンの使用は避ける |
初心者やトレーニングを受けてない人は使用しないようにしましょう。
常に足元とフィンに注意を払いましょう。サンゴへの接触で最も害が大きいのはフィンによるものです。 |
|
|
■サンゴを守るため、船は水中ブイで係留しています。
アンカーの投入はサンゴを大きく壊します。
■「美ら海連絡協議会」加盟のショップを利用しましょう。
協議会では安全管理と生態系保全についてルールを定めています。
■美ら海協力金500円にご協力下さい。 |
|